マアト


【マアト】
~マアト女神の石「ラピスラズリ」~
(古代エジプト神話)

マアトは、一言で表現するのが難しい女神です。

古代エジプトにおいて、
人々、ファラオ、神々、全てが生きる指針としたもので、「真理」「倫理」「良心」などと訳されたり、人間社会においては「正義」とされることもあります。「宇宙の掟」「宇宙の基本的法則」「宇宙のバランス」とも。

マアトは宇宙の秩序であり、
マアト女神はその化身です。

"マアトによって、マアトの中に生きるべきである"

と、古代エジプト人は考えました。

神々が、自らの内に持つマアトを地上に広め、それを人間が受け取る。人間は、神々にマアトを捧げ、神々は、日々マアトを食べ補充し、宇宙のバランスを保つ。
マアトにおいて宇宙は調和を保ち、誰もが公正でバランスのとれた世界に生きることができる。

古代エジプト特有の、
宇宙原理や考え方、死生観、
その要素を存分に備えた女神、それがマアトです。

そんなマアト女神の持ち物は、ダチョウの羽です。
羽は、軽い物の象徴です。死後、人間がその生きざまを裁かれるときに、心臓とマアトの羽が天秤にかけられます。天秤が心臓の方に傾けば、その人は死後の世界で生きることができない。天秤が均衡を保てば、その人は死後の世界で生きることができる。

古代エジプトにおいて、「死」は単なる肉体からの離脱であり、あの世での生活があるという考えのもと、"死後の世界で生きることができない"ということが、まさに現代の私たちで言う「死」であり、彼らの最も恐れることだったのです。

古代エジプトでは、黄金に映える“青い石”が好まれました。
特に、群青色のラピスラズリは珍重され、女神マアトも、いつもラピスラズリを着けているとされました。
群青地に金色のパイライトが見られる石ラピスラズリ。
女神にふさわしい石です。

マアト=宇宙の秩序
マアトに沿っているか否か。
神も、人も
目指すのは
マアトに沿って生きること。

古代エジプトには、
マアトの精神があったために
極端な暴君は生まれなかった
ともいわれています。
古代エジプト特有の
一種、合理的にさえ感じる宇宙観だと
私は思います。


作品は、マアトの石「ラピスラズリ」をふんだんに使ったネックレス・イヤリング・ピアスです。

オーラクリスタル(ネックレス)とラインストーンの入ったロンデルが
ラピスラズリの瑠璃色を一層引き立てます。
メタルチャーム(ネックレス)は、マアトの持ち物「羽毛」を意識して。

ピラミッドやミイラ…。
現代の私たちの常識では計り知れない価値観を持っていた古代エジプト人。
“純粋に”宇宙の秩序に沿って生きようとした古代エジプト人から、
本当の意味での真理に気付くきっかけを得ることができるかもしれません。

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品番:MT


ネックレス
サイズ:約38~47cm(アジャスタ使用)
素材:ラピスラズリ・オーラクリスタル※・金属(真鍮)・ガラス・ステンレスワイヤー
※オーラクリスタル:金属を蒸着加工した水晶
留め具:ナスカン+アジャスタ

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イヤリング・ピアス
サイズ:トップ約2.5cm
素材:ラピスラズリ・金属(真鍮)・ガラス

イヤリング金具は、クリップ式/ニッケルフリー金メッキ/ゴムカバー付き
ピアスは金具はフック式/14KGFゴールドフィルドニッケルフリー金メッキ/樹脂キャッチ付き



参考文献
村治笙子 著『カラー版古代エジプト人の世界ー壁画とヒエログリフを読む』岩波新書
ステファヌ・ロッシーニ リュト・シュマン=アンテルム 著/矢島文夫・吉田春美 訳『図説エジプトの神々事典〔新装版〕』河出書房新社
吉村作治 編著『古代エジプトを知る事典』東京堂出版
芝崎みゆき 画・文『古代エジプトうんちく図鑑』バジリコ
アン・ベアリング ジュールズ・キャシュフォード 著/森雅子 訳『世界女神大全Ⅰ』原書房
フェルナン・コント 著/蔵持不三也 訳『ヴィジュアル版ラルース世界の神々・神話百科』原書房
高平鳴海&女神探求会『女神』新紀元社

 

[Maat, an ancient Egyptian goddess. Based on New Kingdom tomb paintings. ] by Jeff Dahl