エレシュキガル


【エレシュキガル】
冥界の女王

古代シュメールの女神で、その名前は
「大地下世界の女王」を意味します。

古代メソポタミアには、
古代エジプトのマアトの羽のような、
「冥界で人間を道徳的に裁く」という概念はありませんでした。
エレシュキガルは、閻魔大王のような裁判官ではなく、
単に「死の宣告」を司っています。

妹「イナンナ」が、
豊穣と愛の女神に対して
姉「エレシュキガル」は、
冥界に君臨する女王。

世界の神話に共通する、
死と生・破壊と再生・冬と春
といった表裏の概念。
ここでもまた、
対極する要素を司る姉妹です。

また、妹のイナンナが性に奔放であるのに対して(性愛の女神なので)、
エレシュキガルは一途です。

ある地上の宴で、エレシュキガルの使者を侮辱したネルガル神。
怒ったエレシュキガルは、
彼を冥界に呼び寄せます。
(=ネルガルに死を宣告してやる!という意味で、相当怒ったということです。)

しかし、冥界にやって来たネルガルに
エレシュキガルは恋に落ち、
二人は愛し合います。
(このくだりには複数の神話があります。配偶者が別にいる神話もあります。ここでは、ネルガルとの恋話を採用しました。)
冥界から出たことがなかった
エレシュキガルにとって、
ネルガルは、
とても魅力的な男性(男神)でした。
そして、初めての恋でした。

地上に戻ってしまったネルガル。
(死を宣告していないので、ネルガルは地上に戻れます。)
エレシュキガルは、
彼が恋しくて仕方がありません。
冥界の女王らしい脅し方で(「死者を蘇らせて生者よりも多くしてやる」)
ネルガルを再び冥界に来させます。

しかし、ネルガルは戦の神です。
大人しくしているはずがありません。
武力で冥界の7つの門を破り、
エレシュキガルにも
暴力をふるい王座から引きずり落ろしてしまいます。
それでもエレシュキガルは、
泣きながらネルガルに求婚します。
一途な彼女に心を打たれたネルガル、
二人は夫婦となり、
それ以降は、ネルガルが冥界の王となりました。

冥界は怖いところ
というイメージですが、
ストーリーを読み解いていくと
エレシュキガルも、
一つの自然の摂理・理であり
愛のある女神
なのだと気づかされます。

畏怖する存在としてだけでなく
エレシュキガルの
チャーミングな側面も
意識した作品です。

ネックレス・イヤリング・ピアス

 

黒~虹色~白へと
妖艶な輝きを放つブラックシェル
一つ一つ異なり個性的です。

赤いカットガラスは
血液を思わせるようなマットレッド

黒~赤銅色~群青へと
斑色(ふいろ)・遊色のある
メタリックカラーのツイストビーズ(ガラス)

間には、鮮やかな赤いビーズを
合わせました。

複雑なカラーの中に
赤が引き立つ
冥界の女王ならではの
素材選び

ネックレスは、アジャスタ付で
長さが調整できます。
ワンピースや、ハイネック・タートルネックに合わせると
カジュアルさと上品さが楽しめる
使い勝手の良い長さです。
(マチネー。胸元あたり)
ネックレス着用例では、最長と最短で着用しています。

ネックレス着用例
マットレッドが映える
黒のハイネックやタートルネックが
特におすすめのコーディネートです。

*ネックレス*
長さ:約51~57cm
サイズ目安
ブラックシェル大の縦:約1.8cm
ブラックシェル小の縦:約1.4cm
素材:ブラックシェル・ガラス・金属
留め具はナスカン+アジャスタ
(真鍮にニッケルフリーロジウムメッキ)

*****

イヤリング・ピアスには
マーブルカラーのアクリルカボションを合わせました。
複雑な輝きのブラックシェルとも
マッチしています。

 

*イヤリング・ピアス*
サイズ:長さ約4cm
サイズ目安
ブラックシェルの縦:約1.8cm
素材:ブラックシェル・ガラス・樹脂・金属(ワイヤー部はステンレス
ピアスポストとキャッチはチタン
他は真鍮にメッキ)
イヤリングにカバー付き
イヤリングはクリップ式
ピアスはスタッド&キャッチ式

参考文献
MIHO MUSEUM編 アンソニー・グリーン監修『メソポタミアの神々と空想動物』山川出版社
高平鳴海&女神探求会『女神』新紀元社
明石麻里/CR&LF研究所 編著 押金美和 画『愛と光に目ざめる女神事典』